2017年3月13日
発売
内容
今の精神医療の問題を的確に表現しているのは、「薬漬け医療」でも、「多剤大量処方」でもありません。それは、「医原性の精神病」です。適切と言われている標準薬物療法を守っていてもそれは起こっています。専門用語、統計、論文を用いずに、こどもにもわかる文章で解説されています。最後のページは耳に痛く、心に響きます。
2012年に日本うつ病学会ガイドラインが、軽症うつに対する薬物療法に強い警鐘をならしたにもかかわらず、相も変わらない内容の本が書店では並び続け、「うつチェック→ 早めの受診→ お薬と休養で必ず治ります→ 新薬は副作用がなく、安全」が大手を振って歩いています。
一方、ネット上では、論拠をあげずに精神医療を誹謗中傷したり、悲惨な例ばかりを紹介していたりしているサイトがあります。かえって問題の本質は見えにくくなっています。
「こどもにもわかる 医原性の精神病」では、問題の本質だけをできるだけやさしい言葉で切り出して、精神医療の現状が描かれています。前作、「うつは心の薬害。」とは対照的に短編ですが、力作です。こどもにもわかる解決策が、専門家であればあるほど浮かび上がらないことに、関係者に猛省をうながします。
うつ病に悩んでいる方のみならず、ADHD問題に悩むご家族、教員の方にもぜひ読んでいただきたい作品。そして、お子さんにもどうぞ。
目次:
※ページはA4原稿上のもので、参考まで。
はじめに... 3
第一章... 4
「医原性」って?... 5
「精神病」って?... 5
遺伝なの?... 6
脳内物質では?... 6
第二章... 8
診断は?... 9
薬は効く?... 9
副作用は?... 10
第三章... 13
お医者さんは?... 14
治らないの?... 14
それが医原性?... 15
別の病名?... 15
第四章... 17
お医者さんは?... 18
薬屋さんはどうして?... 18
本当に治ってないの?... 19
第五章... 22
薬を止めれば?... 23
取り締まれないの?... 23
どうすれば?... 23
子供は関係ない?... 24
終章... 26
昔は?... 27
なんとかならないの?... 27
著者経歴など.. 32
参考文献... 33
出版
アマゾン、Kindle Direct Publishing (KDP)
2010 - present
2010 - present
こどもにもわかる 医原性の精神病
たとえば、うつ病、双極性障害、統合失調症、そして発達障害
~今後の精神医療のキーワードをわかりやすく解説!~
~こころの在り方は、こどもが示す!~
~英語版も同時発表! About the English Version, here ~