ハーフ・イエロー・バナナを野菜室に。
- jeremmiemoonchild
- 2017年6月12日
- 読了時間: 3分
よくわからないタイトルだと思います。バナナについて、どうしても言いたいことが2つあるのです。
一つ目は、青めバナナの方が美味しいということです。どういうわけか、ほとんどが黄色で、緑の部分はあってもわずかに取っ手というか、茎というか、その部分だけのものばかりが店頭にならんでいます。持ち帰ると、翌日には全身真っ黄色になります。
私は、スーパーに行くたびに、ちまなこになってより青いというか、緑の部分の多いバナナを探さなくてはなりません。それも特売の一番安いヤツの中から探し出すとなると、結構な宝探しというか、ガサ入れ状態となります。それも、目付きとかで異常者に思われないよう、優雅に行うにはかなりの自制心と努力を要します。
この理不尽は是正されなくてはいけません。
青めバナナとか、ハーフ・イエロー・バナナというようですが、それのメリットはたくさんあります。
1.酸味があっておいしい。私は食品業界に入って、開発の方から最初に教わったのは「糖酸比」というものでした。糖分=甘さと、酸味のバランスにより美味しさは決まるということです。青めバナナは、一般に美味しいと言われる、シュガー・スポットの出たキリンの模様のバナナにはない、天国のような爽やかな味がします。(青すぎるものは、渋みがありますのでそれは注意が必要です。)
2.歯触りが良い。硬めなのでしっかりとしており、デレデレ、トボトボとだらしなくなりません。
3.見た目も初々しい。言うまでもありません。どう見ても元気で美しいです。
4.むきやすい。皮も硬めなので、バナナの皮が途中で切れるようなことはありません。バナナは熟れると皮が薄く弱くなります。そして、バナナの皮が途中で切れるのは、許されることではありません。もう、無念であります。
5.長持ちします。残念ながら時間の経過とともに黄色、茶色と進みますが、つまり、食べられる期間が長いわけです。
6.最後に一応、青めバナナは、お腹スッキリ、「整腸効果」もあるらしいです。
そういうわけでして、早くバナナ売り場のスタンダードは、ハーフ・イエローとして欲しいものです。
私の主張の二つ目は、バナナは絶対に冷蔵庫に入れた方がよいということです。
13℃以下だと冷蔵焼けして黒くなってしまうと書いてあり、ビックリしました。うちではそんなことは起きません。考えてみると、いつも入れているところは野菜室なので、だったら野菜室に入れましょう。だんぜん長持ちします。剥いてラップで包むとか、ややこしいことは不要です。買った状態でポン入れで十分。今まで3日しか持たなかったバナナが、1週間は持ちます。
長持ちだけではありません。冷えたバナナの方がとびきり美味しいです。ケーキの「バナナボート」はもちろん、あの「丸ごとバナナ」でさえ食べて思った以上に美味しいと思うのは、生クリームのせいではなく、バナナが冷えているからなんです。常温のバナナは、冷えたバナナに比べたら、モサモサ頭の寝ぼけ眼さんです。
甘みのあるものは冷えた方が美味しいのです。まったく同じものなのに、ぬるいジュースは飲めたものではありませんよね?これも食品開発の方から、二つ目に教わったことですが、温度が上がると甘みが強く感じられるので、計算された糖酸比が狂ってしまうからなんです。
もし、いままでバナナを常温で食べてきたとしたら、それはぬるいジュースを飲み続けてきたようなもの。冷えたバナナを一度試せば、その虜になることでしょう。
朝はアイス・カフェ・オレと、ヨーグルト・バナナ(メ―ブル・シロップがけ)に限ります。
スプーンで切って・・・、

できあがり。
ジェレミー・ムーンチャイルド
追記、
青いバナナはなかなか見つからない。ようやく、良さそうなのがあったので、買ってきた。

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