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大迷惑!かながわPayの諸問題と回避方法あれこれ

  • jeremmiemoonchild
  • 2023年8月5日
  • 読了時間: 13分

更新日:2023年8月9日

ここ数日、かながわPay第3弾への対応に驚くほどの時間と労力を割いたので、そのお話しです。本件の様々なPayがらみでフル稼働しており、私も妻も「Pay」という言葉を発したくも、聞きたくもない状況だ。尚、これはまとめサイトではないので、基本的な情報は公式を始め、他のまとめサイトに譲る。それらを知った上で、実際のところどうなのよ、あるいはやってみて「アレ、変じゃね?」という方のため記述です。



<最近の政府の動向>

いきなりですが、そもそも、最近の政府の施策では、「ふるさと納税」をはじめ、「マイナンバー・カードを2万円で釣る」とか、「コロナ後?のGo To」だとか、億どころか、兆単位の公金をへんな形で人々に還元することが横行している。そもそも、街中補助金ビジネスだらけで、純粋に付加価値を作ることができなくなってしまったヘボ社会主義のような世の中になってしまったのに、さらに市場原理を歪め、大金の流れを変えることで、いたるところに利権が生じ、なんらかの還流を得ているのだと勘繰っている。かながわPayもおよそこの手の類で、無駄に100億円がばら撒かれるというわけだ。エロイワ知事の人気がこれで良くなるわけもなかろうに。



<参加の目的>

なんちゃらPayで私が使っていたのはPayPayだけということもあり、第2段までは無視していたし、相変わらず主旨には大反対だが、今回は参加することにした。一人3万の上限配るなら、それをもらうだけの話だ。10%なら30万円、20%なら15万円を使えばよい。家族分ももらうとしたらその倍数で、かなりの支出が必要になる。誰でも同じだと思うが、スーパーの参加がイオンとOKくらいで少ないので、日常の買い物だけでこれほどの額を数か月で確実に使うことは難しい。よって、なんらかの高額の決済に使うのが手っ取り早い。ちょうど、20数万円のトイレのリフォーム工事をしたところで、そのホームセンターがかながわPayに参加していたので利用することにした。こんなものは、さっさと上限の3万円をもらって終わりにしたい。



<騒動開始>

上記の通り、PayPayしか使っていなかったので、今回は事前にかながわPayアプリを導入するとともに、楽天Payも導入して準備をしておいた。そして、7月27日の第3弾が開始してすぐに、ホームセンターに工事代金を払いに行ったところ、騒ぎが始まった。


リフォーム・カウンターでかながわPayで金額を入れ、楽天Payで決済をしようとしたところ、「支払い上限なんちゃら」という警告とコードが出て決済できないのである。楽天Payにはクレジットカードではなく、デビットカード(Sony Bank Wallet)を登録してあり、事前に少額の決済をドラッグストアで試していたので驚いた。20数万円ではなく、試しに5万円に下げても決済はできなかった。いろいろと調べる必要があると判断し、その場は支払わずに帰って来た。


※ ちなみに、カネを払うと明言したのに、それができないというのは、その人間の信用にかかわることだ。カネをもらう側には、理由など一切関係ない。


帰り際に、ふつうのレジで1000円ちょっとの決済を同じかながわPayで(同じデビットカードで)行ったが、問題なくできた。カードがロックされているわけでもない。なんらかの上限がキーワードだ。



<楽天Payの本性>

家に帰ってから、大いに調べた。まず、かながわPayには上限は一切ない。また、私のデビットカードも電話をして調べてもらったが、20数万円が上限になるようなものではなく、口座残高も十分にある。そもそも、20数万円の支払いを拒絶したという記録がないとのこと。つまり、楽天Payがその前にブロックしていたのだ。楽天Payの1回の支払い上限は50万円のはずなのに。


さらに調べると、出るわ出るわ、楽天Payは以前から同様の問題を起こしている。ヤマダデンキで冷蔵庫が決済できなかったとか、同様の「被害者」が以前から数多く散見された。


結論から言うと、楽天Payは「払うかどうか、やってみなければわかりませんよ」アプリである。ユーザー、アプリ、店の状態次第で、「その都度勝手に上限を定め、なおかつ、その額も理由も教えませんよ」アプリなのである。そんな馬鹿なことはないと思うであろうが、ここ(反転している部分)に書いてある意味は、そういうことで、実際に楽天Payはそのように実践している。ふつう、常識を持っている人が読めば、特殊な場合を除き、50万円までは決済できると読める。



楽天Payの主たる仕事は、「支払う」ということだろう。それを、「やるかもしれないし、やらないかもしれない」ということは、タクシーの運転手が、「目的地に連れて行くかも知れないし、行かないかもしれない」と言っているようなもので、到底社会的に許容できるものではない。タクシーの運転手が、「ドリンクサービスは気分なんで、ある時とない時があります」というのとはレベルが違う。主たる業務を請け負っているような、請負っていないような、債務は果たすような、果たさないような、などという契約はこの国では聞いたことがない。もちろん、細かな規約など読んでいないが。


ちなみに、メールフォームでも問い合わせたところ、1日で回答が来た。文章は多少丁寧だが、基本的には上記の繰り返しであった。



<セキュリティの観点?>

上限額を我々(顧客だと思うのだが、)に教えない理由として、セキュリティの問題とか、不正利用の防止とかを挙げているようだが、こんなやり方でどんな不正が効果的に防げるのであろうか。上記の例のように、高額の決済エラーは大手家電店などで発生しており、店の信用が問題とは言えない。セブンとかのコンビニでも問題は起きている。楽天Payなんかよりもよほど信用が置ける会社ではないか。次に、ユーザーのランクもダイヤモンドだったりしており、関係ないようである。考えてみれば、アカウントが不正に乗っ取られたとしたら、乗っ取られた側の信用など、なんら意味はない。


唯一合理的に考えられるのは、楽天Payをはじめてからの期間であろう。始めたばかりの場合は、他人の楽天IDや、他人のクレジットカードが悪用されている可能性はある。乗っ取られた側が気が付くのに時間がかかるからだ。万が一不正があった場合、楽天Payが不正利用分を負担をするようなことがあるのかもしれない。であれば、堂々と、いや、ふつうに、楽天Payの導入後1ヶ月とか、最初の支払い10回とかは与信は3万円ですよ、などと公言すればよいだけのことではないだろうか?


いずれにしても、アホらしいし、実際にできないものはできないので、楽天Payでトイレのリフォーム代を払うことは諦めた。こういう姿勢の会社のサービスは、他の決済にもできる限り使いたくない


楽天グループは携帯事業の施設の購買担当が巨額の詐欺を働いていたらしいが、会社は人である。社内の人間同士の信頼構築に問題があるのではないか?30年ほど前、三木谷氏が興銀からMBA留学に行ったのは私と同年で、留学準備のスクールで見かけていた。当時からネット上での楽天市場的な発想を持っていたようで、ただただ日本企業が嫌でしょうがなく米国に行った私とは雲泥の差だが、楽天グループ大丈夫?というのが現在の正直な感想である。



<AEON PayにはAEONのカード>

次に検討したのは、AEON Payだ。ここの場合、クレジットもデビットもAEONと書かれたカードだけと明記されており、わかりやすい。妻がAEONのクレジットカードを持っているので、妻の支払いには可能だが、例の20数万円が妻の口座から引かれるのが問題で保留している。後で補填したりすると、贈与だの言われるのもイヤだし。まあ、個人に国税の監査などほとんど入らないのだが。AEON Payの上限問題などについては、実際に利用したら追記します。



<LINE Payの謎>

で、次はLINE Pay。誰でもそうだろうが、LINEアプリならスマホに入っているし、それで使えるならまあいいかと。それでまず、つまずいたのは、そのLINEアプリでよいのか、それとも専用のLINE Payアプリが必要なのか?という点だ。かながわPay、LINE関係、個人のブログのサイトなどを見てもよくわからない。楽天Payの経験では、かながわPayアプリで支払い方法を選ぶと、決裁アプリが勝手に起動するので、どのアプリを起動させるのかはかながわPay側だ。キャンペーン事務局に電話をした。



そうすると、あきらかに学生さんバイトが出て来て、用件を伝えると、「調べてきます」と言い、結果、ほとんど意味のないことをあやふやに述べ、「正直、誰もわかってないのでは?」と聞くと、「そうなんです、LINEに聞いてください。」「いやいや、これはかながわPayの設計の問題でしょ」という無駄なやりとりで終わった。


私は、ツイッターの中に、かながわPayでLINE Pay払いをした際、LINEが立ち上がって個人的なものを店員さんに見られてしまったという記述を見つけ、ふつうのLINEアプリがそのまま使えると判断した。結論から言うと、これはどちらでもよい。決済手段でLINE Payを選ぶと、LINEアプリとLINE Lightアプリから選ぶように出たからだ。LINE Payアプリも当然この選択肢として現れるのだろう。かながわPayアプリはそういう仕様になっている。


私が言いたいのは、こうしたことがなぜ公式情報として提示されていないのか、という疑問である。すでに第3弾である。どこの企業もそうだが、昔の日本はすぐ電話に出て、問題解決に必要な人が出るか、少なくともそうした人から情報を入手する手段があり、正しい返事がきたものだ。最近は、カスタマーサービスを外注し、顧客の声を疎んじる。顧客と外注という、「知らない人同士」が話してもなにも解決にはならないし、問題を起こしている人間はそれに気が付きすらしない。だから、第3弾になっても、基本情報すら提示できていないのである。


30年前のアメリカがこれであった。どこに電話してもなかなか人間と話ができず、早口英語の機械音声の ”If you…, press 1.” と格闘しなくてはならなかった。ようやく人間が出て来てもさらに早口でぶっきらぼうな対応だった。人を安く雇うということは、そういうことである。


さて、例のデビットカードをLINEアプリの中のLINE Walletの中のLINE Payに登録して、テストのためにドラッグストアに向かったところ、決裁できなかった。カード払いができず、残高がゼロという感じなのだ。調べてみると、どうもカード払いができるのは、LINEクレカとかの数種類のみで、他は登録はできるがLINEのサービスかなにかにしか使えない。ようするにほとんど意味がない。こうした重要なことが、公式に明記されていない。本当に迷惑だ。


そもそも私はLINEが嫌いだ。複数端末で使えないなど、まったく持って不便極まりない。特殊なアプリにも関わらず、重要なことを整理して明示することもしない。無責任だ。ほとんどのネット上のLINEに関する説明は第3者による。



<au Payは残高払いのみ>

こちらも検討したが、どうもクレジットカード払いはできず、残高払いのみのようだ。20数万円もチャージして、なんらかの理由で決済できなかったらシャレにならない。



<はまPayには横浜銀行口座>

こちらは、横浜銀行口座が必要。一応、地銀では最大手ではないかと思うが、今とくに興味はない。



<d払いがおススメか>

最後がd払いであった。ドコモの支払いでしょ、携帯電話代に加算するんでしょ、そもそもうちは格安SIMで大手キャリアとは関わっていない、という感じで避けていたのだが、結論から言うと、d払いがお勧めかもしれない。


まず、他のかながわPayで使う決済とは異なり、d払いアプリは決済には必要ない。dアカウントを持っていなければ作り、それをかながわPayアプリの右下にある「アカウント」に登録する。クレジット/デビットもそこに登録する。かながわPayアプリで、支払い方法をd払いと選んだあと、d払いアプリが立ち上がらない分、その後のアプリでスライドして決済という一手間がない。レジではこれが意外と楽でもある。


まず、変だと思いますよね。なんでd払いだけ違うの?


私の想像ですが、かながわPayのアプリはドコモが開発したのではないでしょうかね。ドコモショップでかながわPayの対面サポートをしている事実からもそう想像しました。(上の事務局の電話番号の写真の上部、赤枠の中、参照。)


それと、d払いのサイトなどを見ると、基本的な説明はちゃんとしている。「どこでもいつでも便利!」みたいな中味の無い馬鹿みたいなキャッチフレーズだけのサイトではない。やはり、まだ日本の商習慣常識を堅持している部分が多いのか。


日本の商習慣常識を壊したのは、ケータイ&ネットビジネスからだと思っている。いわゆるガラケーを多く売るために自分たち本位のことを平気で言う。例えば、ケータイが壊れた時に、「ココだけ直してください」と言っても応じない。「全部を直して、何万円になります」と強弁する。「え、コレ私の所有物ですよね?」と言っても変わらない。それと、毎週のように「お客様の地域でもようやく対応できましたのでご連絡です。」などと、まるで慈善事業のような口ぶりの光回線の営業電話がかかってくる。「なにをいくらで売るセールスですか?折り返しますので電話番号を教えてください。」というとガチャ。


いずれにしても、他のなんちゃらPayよりは責任感がありそうなので、かながわPayの中に、PCで作ったdアカウントとデビットカードを登録して、近くのドラッグストアで夜にテストしたら問題なかった。夜の外出は涼しいことも学んだ。あとは、20数万円が決済できるかどうかだ。


とはいえ、d払いは第2弾までにも、ログインの維持がかながわPayアプリ上で不安定になり、決裁できず大迷惑だったらしい。むしろ一番問い合わせが多かったという情報もあり、安心できる状況ではない。実際、第3弾のアプリでも問題は完全に解消されていないという「お詫び」が目立つところにある。


d払いで20数万円の決済ができるたら、追記する。結論が出ていない段階だが、一応、ここまででこのブログは公開する。早い方が、多くの方にメリットがあると考えるからだ。



2023年8月5日

ジェレミー・ムーンチャイルド




<d払いの本人確認>

今日は土曜で混んでいるかもしれないが、ホームセンターに支払いに行って、すっきりしようと思った。が、その前にもう一度、勘が働いてd払いの上限を検索した。やはり作業に漏れがあった。本人確認を済ませないと、月5万円が上限となる。おそらく、一度は目を通した情報なのだろうが、頭に入っていなかった。


その本人確認の方法はコチラにある。



また、格安SIMでもWi-Fiではなく、ドコモ回線でログインするように指示があったことを思い出した。場合によっては回線情報経由で本人確認が済んでいる可能性がある。自分の本人確認が済んでいるかどうかは、「d払いアプリ」で簡単にわかると上記サイトに書いてある。とにかく、疑問に思ったことに、はっきりした条件や数字で、公式ページが言ってくれるのは本当に助かる。自分の場合、やはり本人確認は済んでいなかった。


ちなみに、かながわPayの決済には、「d払いアプリ」は不要と書いたが、履歴を見たりするためにもインストールは必要ではある。


マイナンバー・カードは持っていないので、「写真撮影で本人確認」を行った。これは非常に難しい。顔と書類を同時に取るのだが、「書類を枠に入れろ、右を向け、左目を閉じろ」とわけのわからない指示が画面の上部に出る。おそらく、30回近く失敗した後、なんとか全部で3枚の写真撮影に成功した。


コツとしては、最初スマホを手で持っていたのだが、どこかに置く形が良い。おそらくブレもなくなり、遠くから写せる。手持ちで近いと、顔が大きくなり、書類を枠に入れるのに集中して顔に手がかぶったりする。また、画面に集中していると、上部に出る指示が読めないので、妻に読んでもらった。これはドコモさん機械読み上げしてくださいよ。それともこれ、マイナンバーカードを持たせるためのイヤガラセなのか?まあよい、3日(おそらく稼働日)待てば結果が出る。


日曜なのに、翌日に、「【d払い】本人確認完了のお知らせ」というメールが来た。d払いアプリの アカウント> d払い残高各種設定・解約 の項目で確認すると、赤枠が「d払い残高(現金バリュー)」に変わっている。これで上限は50万円のはずだ。


数日後、無事例のホームセンターで20数万円の支払いがかながわPay+d払いでできた。大迷惑なかながわPay、ようやく完ぺきな対応に成功した。



<おわりに>

私のように、問題にぶち当たると、意地でも突破する人間は少ない。そもそも、ふつうはそんな暇もない。そうだとすると、かながわPayが何の目的の公共施策かは知らないが、高額決済をして上限ポイントがもらえるのは、かながわPay以前から偶然、ドコモの契約があってd払いをしていたとか、AEONカードでAEON Payを使っていたとか、LINEクレカでLINE Payを使っていたとか、そういう人たちで、とても公平とは言えない。不平等極まりない一部の人のためのバラマキ施策である。


そうでないというのなら、エロイワ、自分でゼロからやってみろ。絶対に出来ないから。






 
 
 

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