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毎週月曜日は、山田勉の解説を聞こう!

  • jeremmiemoonchild
  • 2017年6月26日
  • 読了時間: 4分

このお方に対して、「この、ハゲ~!」などと言う者があったなら、さすがに私も怒る。

カブドットコム証券アナリスト、山田勉氏である。毎週月曜日には彼の解説を聞く。

とにかく、わかりやすいこと、これが彼の優秀さの証明だ。世にはアナリストなどと称し、日経新聞で為替相場の展開として、今日の相場プラス・マイナス3円程度で推移するという予測を、「いつも」している方などがいる。そんなのなら、私でも寝ながらできる。やたらと難しい言葉を連発・駆使し、知ったかぶりで内容のないことを偉そうに言う輩もいる。そういうのは、一番嫌いなタイプだ。

山田勉氏がわかりやすいのはなぜか?

1.チャートは常に長期である。

仕事でもカテゴリ別に前年同月比なるものを棒グラフで並べ、「先月はどのカテゴリも順調です、」などと説明するバカ者がいる。一見、今年の目標を達成するには意味がありそうな結果だし、これまたアホな経営者はそれを聞いて喜んだりする。が、単月前年比にはおよそ意味はない。

ただ単に、去年の数字が天候の影響などで低かっただけの場合が多い。

山田勉氏が説明に使用するチャートは、常に長期である。もう誰もが忘れかけたようなこととしっかりと比較対象とする。前回の消費増税後に回復するのには11年かかった、今回は、とか。経済の全体像を把握するには、時間軸も必要に応じ大きなレンジで捉えなくてはならない。

話しは逸れるが、毎時のテレビのニュースで平均株価や為替相場を何銭まで言うのは止めて欲しい。相場中だと読み上げ中に変わることもあり、「今変わりました、〇万〇千〇百〇十〇円、○○銭、前日終値より・・・、」などと早口でアナウンサーは訂正を言う。勘弁してほしい。ニュースの限られた秒数枠で、いったい何を伝えたいのか?刻々と変わる平均株価で何銭まで興味のある人などこの世にはいない。

「日経平均株価は、前日終値よりプラス、約〇.〇%で、〇万〇千〇百円前後、為替相場は1ドル、百〇十〇円台前半で推移しています。」にして欲しい。「約や前後」でよい。いや、「約や前後」の方が良い。

ついでに、過去数日のチャートを画面で見せていたらどうか。

2.楽しそうである。

山田勉氏はよく笑う。

理屈上は上がるはずのものが、「下がっっちゃっている、」などと指摘するときは、何がそう嬉しいのかと思うほど高笑いしながら説明する。経済は生き物であり、捉えどころがないということをよくご存じだ。

予想外でさえあれば、上がるも下がるも山田勉氏には楽しいことのようである。

私も一応MBAなるものを持っている。ハタから見ると、アメリカでイロイロと勉強して、株でぼろ儲けをしているタイプかもしれない。しかしながら、ビジネス・スクールのファイナンスの授業で習うことは、極めて初歩的であるし、また筋の通ったものだ。分厚い教科書を通して結局繰り返されるのは、「投機では儲からない、」「相場の行方は誰にも分らない、」という原則である。私の株式投資の成績も、それを証明している。

将来のことだけでなく、過去を説明するアナリストを困らせるような事象もよく起こる。山田勉氏にはそれが面白くてしょうがないらしい。

それと、非常に腰が低い。

彼を評価する人からすれば、もう少し威張っていてもおかしくはない。それだけの価値は十分にある。しかし、冒頭の彼のお辞儀は、両手を大きく広げ、肘が直角になるまで深々と、例の目立つ頭を下げる。まるでカエルのようである。

私には、こう言っているように思える、「しょせん、株屋でごぜーますぅ。」(あれ?今日の動画では、この名物お辞儀がなく、普通に頭だけ下げている・・・。)

3.希望を持つ。

ふざけているようだが、時々真面目な顔になる。

これは、山田勉氏が経済が良くなって欲しいということを言うときである。相場が良くなるとは、それぞれの人の経済活動の信用性が高まるということをご存知だ。人がお互いの活動を高く評価し、信頼関係が高まっている状態。それに希望を持っている。

ただ、誰もがボロ儲けして、好きなものをジャブジャブと買えたらよい、ということではなく、カネの本来の意味について、わかっている。そこに哲学がある、だから安心して聞いていられる。

私は、ヤフー・ニュースの動画のところで見ている。週に一度月曜日、10数分聞くだけで、世界経済までのおよその動向が楽しく把握できるのは、他にはあり得ない。山田勉氏に感謝、感謝である。

ジェレミー・ムーンチャイルド

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