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都議選の結果を見て、「大志を抱け!」

  • jeremmiemoonchild
  • 2017年7月2日
  • 読了時間: 4分

都議選で自民党大敗である。

いくつか思うことがある。

「偉そうな日本人は、要らない。」

私は、偉そうな人間が嫌いだ。話がしにくい。考えてみると、偉そうな人間は不要だ。本当に偉い人は、そんな風に振舞うことなく、人は耳を傾ける。会社でも、政治家でも。

日本では、部長は部長らしく、社長は社長らしく、偉そうな人が多い。そうでないと成れないし、成るとだんだんそうなる。それが上からも、下からも求められる。恐ろしいことに、態度だけでなく、体格もそうなっていく。

実を言うと、外資系にはこれがない。

同じ日本人組織なのに不思議だ。部長でも部下を呼び捨てたりはしない。新入社員を「さん付け」で呼ぶ。原因は、ポジションの流動性にあると思う。部長が部下を一気に失い、事実上担当者になることはあるし、部下が将来上司になることもある。

将来の上司を呼び捨てにはできない、ということである。

役職なんて、たまたま与えられた「仕事の種類」であり、そのようなものに自己のプライドを結びつける必要はない。人間としてエライわけでも何でもなく、ただ権限を一時的に与えられただけだ。

それでよい。

「不正には怒りを。」

若者は腹を立てやすくできている。特に不正に対してだ。

昨今の国会などでは、政権を守るための嘘や詭弁が横行した。自分が嘘や詭弁を駆使するだけでなく、明らかに官僚などにそれを強要している姿が映し出された。ウソやキベンがあってもよいではないかというような雰囲気さえ横行した。

人にウソをつくように圧力をかける。この光景を思い浮かべよ。実に醜い、見苦しい、鬱陶しい。非人間的、非人道的だ。安倍一強と言われるが、総理個人だけの問題ではない。その周囲に群がる既得権者たちの作る雰囲気が問題なのだ。

選挙結果は、そのような雰囲気への嫌悪を表明したと言える。健全だ。

私は、日本の首相がコロコロ変わり、顔がないと諸外国から言われることをみっともないと思っていた。

だが、それでよいのかもしれない。権力は腐敗する。ならば、腐敗する前に交換だ。定期点検時のエンジン・オイル交換と同じである。理想主義過ぎて、政権を担えないと言われるような野党も必要だ。野党のための野党でもよい、チェック&バランスの機能の方が重要だからだ。

「若者は、既得権者ではない。」

若者は自力で収入を得る道を開拓していかなくてはならない。たしかに家庭の貧富の差はある。しかし、一生遊んで暮らせるほどの財産を受け継ぐものは少ない。

既得権者といっても、日本のサラリーマンの管理職や、天下り成功した官僚程度であれば、たいした収入ではない。生涯年収が普通の人が2億円のところを、その倍くらいあるだけだ。子供もエリートになるように教育される程度である。

だから、若者は常に反体制的であるべきなのだ。

「理想・夢を持て。」

選挙に行っても、行かなくても、たいした違いはないと、多くの人が思っていた。

どうもそれは違うようだ。投票率が40%台から、50%台になっただけでこの違いだ。まだ、残りの50%近い人が投票すらしていない。小選挙区制など、自民党が自党に有利と思えるように作った仕組みすらも、場合によってはその生みの親に牙を剥くことが証明された。

古い世代の常識を押し付けられる必要はない。既得権者に偉そうに振舞われる必要もない。

ジェレミー・ムーンチャイルド

追記、

「反省すべきは反省し・・・、」という言葉を、選挙敗戦後によく聞く。政治家とはろくでもない言葉を発明するものだ。例によって、下村氏、安倍首相が運用する。

これを聞くと、「あー、アレを反省してくれているのだなあ、許してやるか。」と勝手に聞いた側がそれぞれ自分が腹を立てていたことだと解釈し、納得してくれると思っているわけである。

文字列を見てわかるように、この言葉ほど意味のないものはない。商品開発の戦略文章に、「戦略的な商品開発を行い・・・、」というのと同じで、まったくその内容がない。

そもそも何も反省などするつもりはないのか、それとも何を反省しているのかを言いたくないのか、まだ何を反省したらよいのかがわかっていないのか、どれであろうか。

追記、

少し異なる話題だが、ツイッターで「サイゼリヤでデート問題」なるものが話題のようだ。

ようするに、味覚的には好ましくないかもしれないが、価格の安いサイゼもデート先に入れて、その反応で特に女性側の経済感覚を試した方が、よい結婚相手を選べる、という提言のようである。

私は、日本人が小さくまとまろうとする傾向があるのは承知しているが、これはあまりにも情けない。

若者よ、

君たちには最小限のプライドもないのか?

カネがなくても、プライドを持て。

若者は、好きなところへ行き、

好きなことを言い、

好きなことをし、

好きなものを読み、

好きなものを着て、

好きなものに乗り、

好きなものを見、

好きなものを食べ、

好きなものを聞き、

そして、話をすればよい。

サイゼがどうとかで、結婚相手を決めるな。

なんでそう、スケールがちっこい?

なぜ、二人の努力により、大金が転がってくるかも、と考えない?

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