人の意見をネトサポで散々邪魔して、『こんな人たち』と言えるの?
- jeremmiemoonchild
- 2017年7月3日
- 読了時間: 3分
特に深い意図もなく、ネット・ニュースはヤフー・ニュースでチェックしている。
興味のある記事を読んだ後、ギョッとしたことがある人は多いのではないか?記事下にあるヤフコメの投稿である。いわゆるネトウヨなる方々の意見というか、罵言暴論が並ぶ。言論は自由、一般の人の中にはいろいろな意見もあろう。
しかし、明らかな人種・国籍ヘイトのような発言に何万もの「赤ポチ」(そう思う)があるのには驚いた。これらの投稿では、どんな問題もその方向へ捻じ曲げて終わりにしようとしている。普通に考えて良識のある意見の赤ポチをはるかに凌いでいる。だから、上位に表示される。ちなみにこのような過激な右翼思想の持ち主にリアルでお目にかかったことはない。
「隠れ右翼が多いのだろうか、」そんな風に思った。
あまりに見苦しいので、他のコメントを見るのを止めた方も多いのではないだろうか。これは人の意見を、怒号・罵声・恫喝によりかき消す行為に等しい。
しかしながら、ヤフーが複数アカウントの投稿禁止なる対策を最近になって取り、それはめっきり姿を消した。
時の首相は、都議選で最初で最後の街頭演説を秋葉原で行い、「安倍辞めろ!」「帰れ!」コールの洗礼を受けた。それを指さし、有名にになってしまった首相の「こんな人たちには、負けるわけにはいきません!」発言があった。実際には、あっさりと、そして無惨に負けてしまったのだが、今度はその発言を擁護・容認する官房長官の「問題ない」コメントをつづる記事があった。
さて、その記事のヤフコメを見ても、首相&内閣批判ばかりのコメントが寄せられている。後ろの方を一生懸命探して、ネトウヨさんのコメントを見つけたが赤ポチは数十しかない。
もしかして、いままで数十人、せいぜい百人くらいで、何万人を演出していたのか?自民党がネトサポなる、書き込み隊を編成しているという噂は昔からあった。
専用のシステム導入を行ったという記事もある。その費用はもしかして、国民が負担しているのではあるまいな?

懸命にデモ隊を指をさしながら、「あのように主張の邪魔をする行為は、自民党は絶対しません!」と首相は「こんな人たち」発言の前に叫んでいる。
本当なのだろうか?
ネトサポの実態をもっと暴くべきだ。姑息な手段で民主主義の基礎 = 「一般市民の議論」を捻じ曲げるのは、政治献金などよりもはるかに罪が重い。
もう一度書くが、「一般市民のたわいのない議論」に操作的に介入したとしたら、極めて罪は重い。
合法かどうかよりも、国民の目は厳しいことを知るべきだ。技術進歩の著しい分野では、法律は間に合わない。事実上の無法地帯だから、むしろ、そこでこそ「何をして良いか」についての本性が現れる。この程度の短絡的な投稿なら、AIでもできてしまう。
ヤフー・ジャパンはソフトバンクの子会社が運営している。
私は、孫正義さんにも道義的責任を感じて欲しい。彼自身が、ビジネスで達成したかったのは、金もうけだけではなかったはずだ。ご自身の差別体験から、誰にでも平等な機会があることを示し、勇気を与えるという例を作りたかったと聞いている。
自身の運営する主たるサイトで、自身の思想と違うものは、堂々と意見をして早急に正すべきだったと思う。
なんにせよ、落ち着いて、平穏な気持ちでヤフー・ニュースを見れるのは、なんと清々しいことか。
ジェレミー・ムーンチャイルド
追記、
対策を思い付きました。
同列の問題ではないが、情報の流布による株価の誘導や操作は罪になる。せいぜい一人の個人の政治的な意見を、何倍・何十倍・何百倍にも見せる行為は、より悪質な社会悪ではないか。
一つのSNS上で、3つを超えるアカウントを駆使し、政治的な発言を拡散することは、法律で禁止したらよい。
もう、SNS時代の新しいフェアな議論の方法について、ルールが必要な時期だ。
Comments