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風邪ひいた、『24時間体温計』が欲しい!

  • jeremmiemoonchild
  • 2017年9月25日
  • 読了時間: 7分

2ヶ月近く、新しいエントリをしていない。他のエントリの追記もほとんどしていない。体調のせいである。もっと正確には、思考力が極端に落ちた状態にあった。

夏の暑さのせいか、よくわからない。一生モノを考えられない人間になるような恐怖感もあった。ツイッターに時間をかけ、無用で乱雑な情報の海に囲まれていたからかもしれない。

そのような中、結構無理をしながら、オーソモレキュラー関連の本を読んだりし、自分でもサプリメントを含む栄養療法を試している。ビタミンCを大量に摂るのが基本で、そうすれば風邪もひかないとある。そのようなことを始めて2ヶ月経ったら、なんと風邪をひいたではないか。

喉が痛くなり、体がいつも以上にだるくなり、鼻水が出て副鼻腔が痛んだ時点で、これは風邪だと確信した。その後、歯の根元の痛み、全身の神経に時々刺さるような痛み、発熱、セキと発展した。間違いない。

ビタミンCを増量したが、症状が消失することはなかった。軽減したのかどうかは、わからない。とはいえ、ここでオーソモレキュラー療法の評価をするつもりはない。それは別途キチンと書く予定。

問題は体温計である。

昔は水銀が入っており、子どもの目には看護婦さんが手際よく片手の手首を振って、測る前に水銀の位置を下げるのを見るのは不思議だった。自分で試しても、子どもの私には手首だけを振るということは上手くできなない。

その後、体温計を落として割ると有害な水銀が飛散するということで、水銀は赤い液体(アルコール?)に変わり、さらに読みやすいようにデジタル化された。腕時計がデジタル化された頃であろうか?

ちなみに私が子供のころにも、家で体温計の水銀が飛び散るという経験をしている。液体なのに、表面張力が非常に高いためか、細かい球体の銀色の金属玉となり、テーブルや床を多数転がった。小さな水銀の玉同士を寄せると、一つの少し大きな玉に変わる。

その昔は、正確な時間を測るのに3分ほどかかったと思うが、今や10秒程度で測れるものもある。さらに、耳の中に当てて瞬時に測るものや、オデコ、額で測れるものもあるらしい。

女性用には、口内でさらに正確に測るものがあり、多くの計測データを保持し、スマホなどに送り込みグラフ化や解析ができるらしい。

ずいぶん進歩したと思うであろうか?

私は不満である。女性用のものを除き、進んだのは簡便さだけである。体調のもっとも基本的な指標でありながら、「データの取得が計ろうと思ったとき、」という極めて乱雑なタイミングである。「熱が出たかな?」「熱が下がったかな?」ということを数値で確認することはできるが、目的が「後追い」である。

実は熱が再発し始めてまだ休むべき時に、パソコンに集中してしまったりするのを防げない。高熱に浮かれて苦しくて体温を測る気にもなれない時のデータも取れない。

実際に、小児科などでは、数時間ごとに熱を測り、グラフに記入するように指示される。当たり前である。時間を経て変化するものの動態を理解するには、データを定期的に時間軸にプロットし、その推移を流れとして理解する必要がある。

ということで、今の時代にあってしかるべき「24時間体温計」というものを検索してみた。

同じようなことを考える人はいるわけで、いくつかヒットした。一つは、「TEMP TRAQ」というシール状のセンサーのもので、スマホで体温推移が見れる。使い捨てなのだろうか?写真の通り、ベビー向けの商品の様である。アマゾンでも売っていたようだが今は見当たらない。あるブログによれば、種々の問題があり、その中でも誤差が1.5℃もあるというのは致命的に思える。単純なことのようでありながら、そもそもどこでどうやって正確に体温を測るのか、の難しさが見て取れる製品のようだ。

もう一つは、「degree」という耳に装着するタイプのもので、こちらはよくわからないが、クラウドファンディングで開発中なのか、少なくとも日本では売っていないようだ。やはり、子どもをメインの対象としているように伺える。このセンサーを付けた側の耳を枕側、下にして寝れるのかどうかだけが心配ではあるが、これがすでに販売され、十分に機能していれば、次に述べる私の稚拙なアイデアなど紹介しなかっただろう。

ジェレミー・ムーンチャイルドの24H体温計のアイデア

1.計測部位

脇の下、耳、オデコ、口内、などが現状の商品のようだ。今後は、飲み込む、下から差し込む、手術で埋め込むなどの方法で体内で常時測る方法もあろう。私はたかだか風邪の症状管理に不満を持っているので、体内はない。

安上がりにできそうなので、脇の下でよいと思う。数センチ以内の棒状のセンサーを強力なサージカルテープで固定すればよい。患者は脇のゆったりとしたパジャマを着る必要がある。

2.コントローラー

いくつかの理由から、腕時計型が良いと思う。熱で浮かされていても探す必要はない。センサーとコントローラーのデータ転送手段は、無線がナイスだが有線でも良いと思う。脇の下から有線で腕に這わせ、サージカルテープかマジックテープで10センチごとに固定する。風邪やインフルエンザなど、1週間程度であれば我慢できるのではないだろうか。

計測部位が脇の下の場合の問題は、脇を意図的に閉めないと正確に計れないということだ。計測前にコントローラーが音で計測時間であることを知らせ、患者はセンサーのある脇を閉めればよい。このため、いわゆる常時、リアルタイム・モニタリングは諦める。1時間に一度程度の計測で、十分に目的は達成できるだろう。無用にデータ数が多いのも、後々のデータ処理が面倒になる。

また、寝入っていて、脇を閉め忘れた場合のデータは正確ではない可能性があるため、区別する必要がある。コントローラーは計測を患者に知らせる音を出し、それを理解した患者は腕時計型のコントローラーのボタンを押し、了解の意を伝え脇を閉める。これにより、了解ボタンが押されず、脇を閉めていない時の信頼できないデータには、参考値としての印をつけることが可能になる。

これらが、腕時計型コントローラーが良いと思った理由だ。

そもそも、病気で寝てばかりいる時は、なぜか時間が気になる。寝てばかりいて、時間感覚がなくなるからだ。だから、時間も見れるのはけっこう便利だと思う。私のようにド近眼だと、メガネをかけないと壁の時計などまったく見えない。寝ている時に、メガネをかけている人はいない。

計測後、37.5℃以上で警告音を出すというような機能が見受けられるが、比較的どうでもよい。計測が終わったら、コントローラーで数字自体を見るであろう。

3.データ管理

コストをかけたくないので、コントローラーだけで最低限のデータ保持と表示機能は確保したい。

1週間x24回分のデータくらいは保持する。日時、体温、計測開始了解の有無、だけである。文字表示だけでなく、腕時計程度の液晶でも一日分のグラフ表示も可能だろう。それを繰ることで、数日の動きは見て取れる。

1週間分のデータを一つのグラフ表示させるのであれば、スマホ、タブレット、PCなどとの連携が必要だろう。そこまでやれば、プリントアウトして医者に見せることも可能だ。データの転送には無線が最適(アップル系はそれしかない・・・)だが、安くなるのであれば、PCにUSBケーブルを繋ぐのでも私は構わない。

ベッド脇に立てられたiPad が病気の始まりから収束までを表示していれば、患者本人にも見守る家族にも、実にナイスである。

私は、iPad なら持っているが、スマホを持っていないので、偏見かも知れないが、スマホありきの製品化、スマホがないと何もできない製品というのは、あまり好きではない。特に数日間に及ぶモニタリングの場合、センサーとのBluetooth リンクの途切れ、スマホ自体の充電池切れなどで、データの取得自体に失敗する可能性がある。したがって、上記のごとく信頼できる専用のコントローラーを好む。

データとしてPC内などに保管しておけば、何年前の同じ病気の時に、どのように熱が推移したかがわかるので、今回もおよそ同じように推移していれば予測も立つし、安心できる。また、異常も早く検知できる。

熱心な医師にいろいろな患者のデータの蓄積ができれば、医療にも役立つだろう。

ジェレミー・ムーンチャイルド

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