『投票率を上げる』のが、立憲民主党の最大の戦略だ。
- jeremmiemoonchild
- 2017年10月15日
- 読了時間: 6分
さて、たった13日前に枝野さんが立憲民主党を擁立し、その心意気が多くの方の心をつかみ始めています。でも、それだけでは現在の混迷した政治的状況を打破するには、足りないこともわかってきました。
ここで、1週間後に迫った衆議院選挙で、枝野さんの立憲民主党がさらに躍進する可能性について、考えます。
一つ目は、何が短期間で「有効な伝達内容か?」です。
これは、枝野さんの街頭演説に他なりません。そこには、真摯で純粋な人の心を感じます。「心を動かすことのできるのは、心だけ」です。
どういうわけか、他の政治家には「人の心がなかった」ことがわかります。ここにもの凄いパワーが溜まっており、それが放出されます。枝野幸男の中にパワーがあり、それが伝染するのではありません。聴く人の中にあるパワーに火を付けるのです。
ハッキリ言うと、「理屈ではない。」
有権者にとって、政党の公約などというものはよくわかりません。
① とくに経済など、ノーベル経済学賞の受賞者でもどうすればよいという答えは持っていません。そもそも、有権者には判断のしようがないのです。
② さらに、どれが実現可能なのか、ということ以前に、「本気なのか?」という疑念も生じます。選挙の時だけ、有権者の人気取りをしているのではないか、ということです。
少なくとも、この②の疑念を晴らすことが、枝野さんの街頭演説の本質です。これはもう、理屈ではないので、人に伝えるには、そのものを観てもらうしかありません。そのまま文字にしても、情報は減ってしまうし、口伝てではさらに他の政治家との違いは見えなくなります。
伝えるべきコンテンツは、「枝野さんの街頭演説」ということですから、それをより多くの人に観てもらえばよいわけですね。どうすればよいのでしょう?
実際の街頭演説を観ることのできる人数は限られています。多くても数千人しか駅前には集まれませんし、まだ立憲民主党のことについて知らない人はわざわざ来ません。
そうすると、録画された動画の活用となります。
テレビのニュースやドキュメンタリーで扱ってくれるとよいのですが、すでに選挙期間中の公平を保つ必要もあり、まかりなりません。そこで有効なのが動画を送れるネット社会です。
A)立憲民主党のHP(下の方)、
C)応援している方のツイッター・キャスティングやYou Tube
などに、多くの枝野さんの街頭演説動画があります。これらをネット上のSNSなどで拡散させるのが基本中の基本となります。
しかし、ネット社会にばかり留まる必要はありません。
私は、階下に住む80代の母のところに、iPad を持っていき、枝野さんの街頭演説を見せました。母はとても感謝していました。
老人を中心に、ネットに疎い人はたくさんいます。誰もが一日中ツイッターをしているほど、暇でもありません。スマホやタブレットPCを持ち出し、身近な人に見せましょう。リアル空間に、「枝野さんの街頭演説を出前」するのです。
もう一つ重要なことがあります。投票率です。一般に、有権者の関心が高く、投票率が高いと、与党に不利と言われます。こちらのグラフをご覧ください。
前回の自公の与党が圧勝した選挙では、著しく投票率が低いことが挙げられます。一番下の赤線の通り、かつては、20歳代でも6割の人が投票に行ったのに、半分の3割しか投票に行きませんでした。30歳代がそれを追っています。
自民党にとって、一番怖いのは野党ではなく、投票率自体が上がることなのです。

よくグラフを観察すると、平成に入ってから急にその傾向が現れたことがわかります。この変化は急激です。理由は何でしょうか?
平成8年は1996年ですから、90年代前半に起こったことといえば、バブル崩壊です。
こちらは、日経平均株価の長期推移をネット上から拝借しました。4万円を目指す竜の滝登りのような株価が、1989年に崩れ復活できなかった時期です。この時に、若年層の選挙離れが起き、定着したのです。1995年は思い出すのも嫌な、オウム事件などで世の中真っ暗な時代です。
投票率をすべて景気で説明できるとは言いませんが、上のグラフでの平成17年(2005年)と平成21年(2009年)の投票率の一時的上昇は、2007年前後のITバブルを反映したものかもしれません。世の中、ドットコム起業騒ぎで浮かれていたのを覚えていると思います。

景気と投票率と野党支持がどう繋がっているの私の解釈です。
「景気が悪いと、野党に投票しにくい感情が生まれる。かといって、与党に も投票したくない人は、棄権してしまう。」という構図です。
これが、景気にむしろ深刻な影響を受ける中高年よりも、若年層に顕著に表れる理由はなんでしょうか?やはり、家庭を持つ人の多い中高年よりも、奔放だということでしょう。
さて、長々と何が言いたいかというと、立憲民主党のチャンスです。
アベノミクスのおかげかも知れませんが、先週日経平均株価は20年来の最高値を更新しました。景気の実感は得られませんが、少なくとも株価は高く、株価すらも低かったころよりも、投票率の上昇が期待できます。それは、基盤として大きく野党支持に繋がるのです。
そこへ、
1.枝野さんの街頭演説というコンテンツ
2.若年層に伝わるスマホ中心のネット・メディアの浸透
が現れました。これは、非常に新しいことです。経験値を超えたことが起きる可能性があります。
これは、「エダノ・チャンス」と言えるでしょう。
「まっとうに」投票率を上げて、安倍政権打倒です。
ジェレミー・ムーンチャイルド
追記、
考えてみると、自民党は経済対策に強いと言われるが、それが功を奏し景気が良くなると、投票率が上がり、反自民党票が増えるという本質的なジレンマがあるようで、面白いですね。おそらく、この場合の「景気が良い」というのが枝野さんの言う通り、いつも一部の人への「上からの」利益誘導であることから生じるのでしょう。
昨日、2017年10月14日の「東京大作戦1014」で、小林よしのりさんが登場したことには驚いた人が多いだろう。私も詳しくは知らないが、過激な右翼的発言をする方だと思っていました。実際には、枝野さんと通じるものがあるらしく、そのような演説内容であった。
戦略的には正しい。とにかく、意外性がないとメディアに乗らない。「東京大作戦1014」自体ほとんどこの小林よしのりの件以外にはメディアに載らなかった。なにかをきっかけに興味をもってもらうには、意外性が必要なのだ。それなりの人気があるようだし、今までとは違う層に届く。
追記、
この時期になると、選挙カー&握手行脚ばかりなのかもしれないが、アイデアが浮かんだ。
各候補者が街頭演説をする際に、大型テレビを持っていく。電源は選挙カーから取り、パソコンに繋ぐ。今時、大型テレビとパソコンなら、なんとか都合がつくはずだ。自分の主張の合間に、「党首の挨拶を、ビデオで失礼します。」と言い、枝野演説を見せる。立ち止まる人は増えるだろう。
この方法なら、応援演説をする枝野幸男を100人にでも増やせるというわけだ。
追記、
神奈川にえだのんが来る、ということで、小雨の中センター南に行ってきました。生えだのんと握手。
いただいてきたチラシを開いて、ダッシュボードに載せています。結構、駐車場の前を人が歩くので、目を引く可能性はあります。アメリカでは、車で支持政党を表明するのはあたりまえ過ぎるのですが、日本だと新鮮かも。
ぜひ、みなさんも工夫して、立憲民主党への指示を表明してください。

追記、
少し工夫しました。段ボールをB5サイズにカットし、こうやって。

こうなります。 皆さんもどうぞ。

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