

年齢層別データで新型コロナの死者数予測を追認
前回のエントリーでは、すぐに4月の緊急事態宣言と同様の強い対策を打っても、第一波と同程度の死亡者が出る。それが8月の末まで3週間遅れると、追加で20万人の感染者と4千人以上の死亡者が生まれると述べた。 根拠としたものは、予測を含む感染者数と死亡率をかけ合わせたものだ。...
2020年8月9日


8月末まで放置すると死者数は中国を抜く
ここ数日、感染者が増えるだけでなく、あきらかに死者も増えつつある中で、いまだに政府は緊急事態宣言などの強い措置を再導入する気はさらさらない。医療キャパシティには余裕があるというのが主な理由のようである。 「医療崩壊をさせない」は目的ではない...
2020年8月8日


シンガポールの新型コロナ:超低CFRの謎
ふと、WHOのデータを見て、日本の上にあるシンガポールのCFRの異常な低さに気が付いた。感染者数は54千人と日本より多いのに、死者が27人なのでCFRは0.05%である。世界のCFRが現在3.8%なので100分の1近い。...
2020年8月7日


高橋泰モデル:自然免疫で98%は回復は本当か?
当初は、たんなる珍説か、政府の愚策を擁護するネトウヨへの栄養剤のようなものかと思っていたが、それなりに一貫性のある解釈を提供しているようなので検討してみる。 国際医療福祉大学大学院の方だ。 私の前回のエントリとはすさまじく異なることを提唱している。...
2020年8月5日


新型コロナの第二波と今後
ここで整理するのは、以下の項目です。 1.新型コロナは問題なのか 2.アジアで感染者・死者が少ない 3.日本の7月末の状況 4.対策 1.新型コロナは問題なのか なんだかよくわからないけど、メディアが騒いでいるので新型コロナは怖い病気と思う人が多い一方、「コロナは風邪」と信...
2020年8月2日


『下手な考え休みにならず』-森田療法の解釈
森田療法における、「あるがまま」について解釈を思い付いた。 信頼できるリーダーのもとで農作業を中心とした集団生活を行い、神経症を治していくという日本独自の精神療法である森田療法は、薬物一辺倒の現在の精神科診療への対峙としてわかりやすいものだ。私も最近、ガーデニングなどに熱心...
2019年6月30日


精神科病棟における『身体拘束』について。
ニュージーランド人の若い男性の英語教師が、精神病院に入院したら身体拘束を受け、10日後に亡くなった。日本の大手メディアはまだ報じていない。病院は情報を出さない。今日、遺族の会見がある。 私は、精神医療問題は大きく、一般クリニックにおける問題(外来)と、入院施設を持った精神病...
2017年7月19日


グッチ裕三が示した『利益相反』の時代。
さて、ネット・ニュースに目をやると、気になるタイトルが目に入った・・・。 「『グッチ裕三』紹介のメンチカツ屋、自身がオーナーだった 周囲からは苦情」 ようするに、事実上グッチ裕三が経営している浅草にあるメンチカツ屋を、グッチ裕三自身がテレビで褒めちぎり、人気が出た、というこ...
2017年7月11日


精神科の薬物療法に、『安全性を確立』しよう。
薬物療法どころか、「精神医療自体を無くしてしまえ!」という意見がネット上には散見されます。 私も被害者ですので、気持ちはわかります。しかしながら、対峙する意見を持つ人がわかる方法で議論をしないと、おそらく話は進みません。現状は変わらないのです。...
2017年7月8日


反精神医療って、どうして品性がないの?
反精神医療というのは、品性を失いがちです。 「反精神医療」にしても、「反薬物療法」にしても、毒々しい漢字が並んでいるように思えます。なんにせよ、反対の「反」というのはそういう感じがしますし、その後の四文字もあまり見たくない文字、目を背けたくなるオーラがあります。...
2017年7月3日